待ち時間に読む、東京ディズニーリゾート物語ガイド

ベイマックスのハッピーライドの物語:ヒロが兄さんと約束したこと

ベイマックスのハッピーライドへ、ようこそ。ここから乗り場までは少し長いですが、その時間もちゃんと楽しんでいただけるように、ご案内しますね。

世界のディズニーテーマパークで初めて作られた、映画『ベイマックス』のアトラクションです。できる前から、楽しみにしていたんです。この列は、頭の上に札がたくさん下がっていて、列のどこかには手形の台もあります。全部、読んでいいものです。読んでおくと、この乗り物が、ただ振り回される乗り物ではなくなります。歩く順番のとおりにお話ししますので、読みながら、ゆっくり進みましょう。それでは、出発です!

入口

入口の白いベイマックス像と「The HAPPY RIDE with BAYMAX」の看板

入口に、片手を上げた白いベイマックスが立っています。横の看板に、「The HAPPY RIDE with BAYMAX」。このアトラクションの目印です。

これは、映画『ベイマックス』の若き発明家、ヒロ・ハマダが、ゲストにハッピーで、より健康になってもらうために開発したライドです。ハッピーで、健康に。この言葉、列の中で何度も出てきますよ。

それから、ひとつだけ覚えておいてください。ベイマックス本人は、ここに立っています。

天井の札

天井の札「Wild Rides make humans Happy which makes them HEALTHY.」

列の中で、頭の上を見てください。札が下がっています。ひとつは、ヒロが笑顔の表を指さしている絵。「Wild Rides make humans Happy which makes them HEALTHY.」。同じ絵の日本語の札もあって、「ライドを楽しむあなたの笑顔が健康な未来を運んでくれます。」。

天井の札「思いっきり引っ張ります。覚悟してください。」

もう2枚。白いロボットが赤いポッドで、ヒロとモチの乗ったポッドを引いている絵に、「思いっきり引っ張ります。覚悟してください。」。その横で、ベイマックスが言っています。「I will MONITOR your treatment. This ride will be sick.」。あなたの治療を見守ります。このライドは sick です。小さく注釈がついていて、sick はただの言い回しで、「すごくいい」という意味です、と。

治療、と言いましたね?天井には不思議な光を放つスキャナーがあって、みなさんのハピネスレベルを測っているんです。この乗り物は、遊具ではなくて、治療なんですね。振り回されて、笑う。それが、ここの治療なんです。

手形の台

手形の台。ベイマックスの大きな手形、ヒロの手形、モチの足跡と「Hiro & Mochi」

列のどこかで、白い台に出会います。まだ見ていなければ、この先で。大きな丸い手形がふたつ、「BAYMAX」。小さな手形がふたつと、猫の小さな足跡。サインは「Hiro & Mochi」。ヒロと、猫のモチです。手の大きさを、見比べてみてください。

台の左に、銘板があります。英語で、ヒロの名前で。私が見たときに読めたのは、こうです。訳しますね。

「兄さんは、人を助けるためにベイマックスを設計した。たった一度のすごいライドで、ベイマックスは僕の神経伝達物質のレベルを上げて、僕をハッピーで健康にしてくれた! ベイマックスは、ゲストひとりひとりの気持ちを良くすることができる。みんなが友だちや家族と一緒に楽しめるようにプログラムした、ハッピーなライドで。兄さんは、たくさんの人を助けたかった。だから、僕たちはそれをやる。さあ、乗ろう! ——ヒロ・ハマダ」

映画では、ベイマックスを作ったのは、ヒロのお兄さんです。人を助けるためのロボット。ヒロはそれを引き継いで、この乗り物を作りました。天井の札の「ハッピーで、健康に」も、兄さんの言葉の続きに読めてきますね。

ただ、兄さんは「たくさんの人を」と言いました。ベイマックスは、1体。1体では、足りません。ヒロはどうしたのでしょう?……この列に、答えがあります。

ヘルスケア・チップ

円筒のガラスケースに立つ緑のヘルスケア・チップと札

列のどこかで、円筒のガラスケースに、緑の小さなチップが立っています。笑顔のマークつき。札に、「それぞれのケア・ロボットにはベイマックスにならって1万通り以上の治療法が組み込まれています。」。

それぞれの、ケア・ロボット。ここで、入口の「本人は、ここに立っています」が効いてくるんです。みなさんが乗るビークルを引っ張るのは、実は、ベイマックスではありません。ヒロが作った、ベイマックスそっくりのケア・ロボットなんです。先頭に乗っているのはベイマックス……と思いきや、そっくりな白いケア・ロボット!全部で、22体。

これが、ヒロの答えです!ベイマックスは1体。でも、ベイマックスにならったケア・ロボットなら、22体。1体ずつに、1万通り以上の治療法。みなさんを引っ張る1体も、その中の1体なんです。

赤いアーマー

赤いアーマーと、胴の下の紫の札

ヒロ自身も、そう言っています。列のどこかに、赤いアーマーが飾ってあります。まだ見ていなければ、この先で。胴の下に、紫の札。こう書いてあります。

「ヒロ・ハマダは ベイマックスを通して多くの人を助けたいという兄の意志を継ぎ ケア・ロボットを開発しました。」

兄の意志を継いで、ケア・ロボットを。手形の台の銘板の、答え合わせですね。札の続きには、ケア・ロボットと一緒に楽しいライドに乗ると、気分が上がって、健康につながる、と。見つけたら、読んでみてください。本当に書いてあります。

修理ステーション

修理ステーションの日本語の注意書き「ケア・ロボットの空気漏れ修理方法」

赤い機械に、「REPAIR ✕ STATION」の電飾。修理ステーションです。扉の小窓をのぞくと、中に白いテープのロール。漏れたケア・ロボットのときだけ開けてください、と。

日本語の面もあります。「ケア・ロボット修理ステーション」。「こんなときは空気漏れの可能性があります!」と、絵がふたつ。その下に、「ケア・ロボットの空気漏れ修理方法」が6コマ。最後のコマは、「耳をすまして『シュー』音の点検をする」。

いちばん下の「注意」も、ぜひ読んでみてください。このテープはケア・ロボットの修理専用で、ベビーカーの修理や、看板の取り付けや、切れた靴ひもや、学校の宿題(特に工作)には使えません、と書いてあるんです。

乗り場

先頭の赤いポッドに座って2本のレバーを握る白いケア・ロボット

乗り場で、ビークルを見てください。先頭の赤いポッドに、白いロボットが座って、2本のレバーを握っています。ベイマックスそっくりの、ケア・ロボット。その後ろの、紫と赤のポッドが、みなさんの席です。ポッドには番号がついています。今日は、何番のポッドでしょう?前で引っ張る1体が、今日のみなさんの担当です。

音楽は、6曲。どの曲が流れるかは、乗ってみるまで分からないんです。「バララララララララ」という曲が来たら、映画でヒロがベイマックスに教えた、グータッチの曲です!

ライドの上で

夜の乗り物と、天井の円盤形の照明

ここからは、一緒に乗ってからの話です。約1分30秒。思いっきり引っ張ります、覚悟してください、と札にありました。

測られているのは、みなさんのハピネスレベルです。体験のあと、どうなっているでしょうか?

降りたとき、笑っていたら。ヒロの銘板の言葉です。たった一度のライドで、ハッピーで、健康に。みなさんも、ヒロと同じ治療を受けた人です。

降りてから

招き猫型の自販機2台と、間の猫型の札

降りたら、ひとつ、見てほしいものがあります。近くの白い建物に、赤と紫の招き猫が2体。探してみてください。顔はベイマックスで、片手を上げた招き猫のポーズ。飲み物の自販機なんです。2台の間の猫の形の札には、充電ステーション、と書いてあります。ラッキーキャットカフェと、ロボット研究所の協力で。ロボットの充電ではなく、みなさんの充電なんですね。

白い屋根の縁で丸くなって寝ている三毛猫の像

それから、屋根の上。三毛猫が、丸くなって寝ています。手形の台に足跡を残していった、モチですね。

最後に、入口のベイマックスを、もう一度。22体のケア・ロボットは、みんな、この1体にならって作られました。ここに立っているのが、本人です。兄さんの「たくさんの人を」は、ここから始まっています。

それでは、みなさまどうぞ、よいライドを。


出典: この記事の事実は、以下で確認しています(2026年10月20日閲覧)。
・東京ディズニーリゾート公式サイト アトラクションページ「ベイマックスのハッピーライド」(ヒロが開発・ケア・ロボットが操縦・ハピネスレベル・所要時間。提供:ダイハツ工業株式会社) https://www.tokyodisneyresort.jp/tdl/attraction/detail/196/
・東京ディズニーリゾート公式ブログ「みんなでハッピーになろう!新アトラクション「ベイマックスのハッピーライド」をご紹介♪」(2020年10月6日。天井のスキャナー、曲は乗ってみるまで分からない、引っ張るのはヒロが作ったそっくりのケア・ロボット、目印は入口のベイマックス) https://www.tokyodisneyresort.jp/tdrblog/detail/201006/
・東京ディズニーリゾート公式ブログ【広報リリース】「〜4月15日 東京ディズニーランドにオープン〜」(2020年1月29日。世界のディズニーテーマパークで初めて、先頭のロボットはケア・ロボット、22体、6種類の音楽) https://www.tokyodisneyresort.jp/tdrblog/detail/pr200129/
・東京ディズニーリゾート公式ブログ「アトラクションキャストが教える!見どころ紹介~「ベイマックスのハッピーライド」編~」(2022年1月4日。「バララララララララ」がグータッチの曲であること) https://www.tokyodisneyresort.jp/tdrblog/detail/220104/
・D23 Disney A to Z "Big Hero 6 (film)"(映画の公開年、ヒロ・ハマダ、ベイマックス) https://d23.com/a-to-z/big-hero-6-film/
・ディズニー映画『ベイマックス』(2014年)本編(ベイマックスを作ったのはヒロの兄であること)
・入口の像と看板・天井の札・手形の台と銘板・ヘルスケア・チップの展示・赤いアーマーの札・修理ステーション・乗り物・充電ステーションと札・屋根の上のモチは、パークで撮影した写真(2020年)で実物と文字を確認

注記: 本記事は非公式のファンコンテンツです。ウォルト・ディズニー・カンパニーおよび株式会社オリエンタルランドとは一切関係ありません。